材料費や人件費など、建設工事にかかる費用を事前に算出する仕事です
前職はイチケンの外注先の企業で、いまと同じように積算を専門とする事務所で働いていました。現在は、商業施設やマンションの見積もりを作成する部署に所属し、1ヶ月に3〜4件ずつ担当しています。設計者が設計した図面をもとに費用を算出し、お客様がその金額で大丈夫だと判断したら実際の工事にうつる。言ってしまえば、自分の作成した見積もりで工事が受注できるかどうかが決まる、建設業にとって重要な仕事です。
工事ごとに性質が異なるため、柔軟に対処する力が必要です
老人ホームを建てる予定だった土地の積算業務を担当していたことがありました。そこは崖のような敷地で、地面の下に建物の基礎をつくるため「根伐り(ねぎり)」という工事が必要で。高低差20cmほどある敷地で、土の量や掘削する手間料、さらに掘削した土を処分する金額などを見積もっていきました。平地ではないので、寸法を微調整しながら測るなど、普段とは違う作業が必要だったため、苦労したことを覚えています。
優先順位をつけながら、早めに取り掛かる。当たり前のことを意識することが大事な仕事です
老人ホームのプロジェクトは、結局白紙になってしまったのですが、先を見越した積算を行うことが大事だな、とあらためて感じました。「この案件は大変そうだ」と、予測できたことで優先順位を高く設定し、慌てずに済んだことを覚えています。また過去の積算データは、すべて会社としてストックしているので、データを活用しながら数量や金額が逸脱していないかをチェックするように心がけるようになりました。
お客様のために、
できる限りの誠意を尽くします
最近では、どこも値上げのニュースが耳に入ってきますが、建設業界でも材料費の高騰が続いています。「いつから値上げになる」という情報は入ってくるので、なるべく安価に収められるよう、値上げの前に材料を確保するよう努めています。お客様と直接お会いする仕事ではないからこそ、見えない部分で誠意を尽くしたいと思っています。
oneday schedule
ある1日のスケジュール
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09:00
出社、朝礼
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10:00
協力会社に見積り依頼を送付
メールチェック -
12:00
お昼休憩
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13:00
NET会議(社内で金額決定をする会議)
外注先から上がってきた数量をチェック -
16:00
積算表に値入れ作業
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18:00
退勤
休日の過ごし方
雰囲気のよいカフェで、甘いスイーツを食べる
チョコレート系など甘いものが好きなので、おいしいスイーツを求めてカフェを巡ることが多いです。自転車で近場の古民家カフェに行ったり、時には電車で遠出をしたり。おいしいものを食べて仕事へのエネルギーをチャージしています。
イチケンってこんな会社
福利厚生が充実しています
特に資格支援の体制が手厚く、一級建築士の試験は予備校に通う学費が免除されます。また社宅制度があり、住みたい物件を見つけたら会社が契約をし、初期費用や更新代がかかりません。月々の賃料の約半分を会社が負担してくれるので、実家を出たばかりのひとり暮らし世帯にはとってもありがたい制度だと思います。