ガーデンズ千早

「ガーデンズ千早」スポーツクラブ施設から複合商業施設への
スクラップ＆ビルド取り組み

2021年4月24日、不動産開発などを手掛ける高橋株式会社（福岡県久留米市）は、福岡市東区千早に「ガーデンズ千早」をオープンしました。工事場所は、「スポーツガーデン（スポガ）香椎」のゴルフ練習場跡地で、2022年春には、商業施設に隣接する広場を開設しました。

創業84年目の高橋グループが手掛ける初の複合商業施設で「食と健康のグッドサイクル」をコンセプトに食、健康、暮らしにこだわる全20テナントが入居し、2階では自社初の24時間営業のスポーツクラブを運営、3階には屋内テニス練習場が併設されています。設計施工の本物件は計画の段階から「3Dレーザースキャナによる計測」や「BIMによる鉄骨建方の施工シミュレーション」を行うなどITCの取り組みを積極的に行いました。

【今回の現場のポイント】

限られた工期の中で、食物販からフィットネス施設までと様々な店舗が入るため、規模も大きく複雑であり、課題が多い工事となりました。特に、プールや浴室関連の鉄骨躯体精度が仕上に直結するため、全体の工程や品質などに影響がでないよう早い段階から、水回りの仕上を細部にわたり重点的に検討し、BIMでの鉄骨モデル検証を行いました。また、再生水利用設備を有していることから、隠れた部分の配管工事に通常より時間を費やすことで、全体工程に影響が出ないように、早期に設備関連工事の時間を把握、細分化しスケジュール化することで課題解決ができました。